ハルの川島日和

一進一退する父の病。
それを支える母のストレスを消化するのも
私の仕事のひとつです。

「ガンで死にたい」
先日、友人（といっても私よりもひと回り上の人生の先輩であるのですが）
と充実した時間を過ごしました。

ガンで死にたいと言ったのは、私。
ガンならば、死期がある程度わかるだろし、
それなりに準備もできるであろうと。
「あなたが、死の恐怖に耐えられるのなら」
枯れ木のように痩せ細って亡くなった義父の最期を看取った彼女の話に、
現実を突きつけられ、まだまだ私は甘いわと思ったのでした。

「あなたの人生は、これから。
とにかく、もっと広い世界を見てきなさい。
川島だけにしがみついてちゃ、ダメ」
オーストラリアからアジアまで、
ひゅんひゅんと飛び回っている彼女のスケールに刺激を受けたあと、
玄関を出て、大きく深呼吸しました。

去年よりも、また大きく成長したほるとの木です。

50オンナにも成長する「これから」があるのかな。