2009年01月28日
おいり

売っているスーパーまで、
わざわざ買いにいくのだと
友人に話すと、
シンジラレナイ!という顔をしました。
神戸から西讃に嫁いだ友人にしてみれば、
おいりは、派手な結婚式を挙げた
苦々しい象徴でもあるからです。
「とにかく、ずーっと頭下げて、
ご近所廻ったからね。ケッ!」
「ふ~ん」
道具がどうだとか、引き出物がああだとか、
散々、もめたらしい。へぇ。
でも、このおいりを見ているだけで
幸せな気持ちになるじゃん。
数十年も前のことだけど、きっと、シオラシイ花嫁だったのね。
ここで、友人の遠くを見つめる眼差し。
ほら、アンタも、このおいりみたいに丸くなったじゃん
という言葉をぐっと呑み込みました。
2009年01月25日
春日川
変わったなぁと、改めて思いました。

「はるの日ネット」を更新しながら、
春日川の写真をこうして見比べてみると、
その変化に驚いてしまうのです。

最初は、「うおぉ!!」と叫んでいた人も、
毎日見ていると慣れてしまって
ダンプカーが行き交う光景に驚くこともなくなりました。
ま、毎日叫んでいても仕方がないし。
こうして記録することで、
川島の歴史を残すことができれば、
それはそれで、ちょっと嬉しい。
川島カメラマンから送られてきた
たくさんの写真、ほんまに貴重な財産ですが、
これらをどんな風に活用していけばええもんか。
しゃんと考えんといけないのです。

「はるの日ネット」を更新しながら、
春日川の写真をこうして見比べてみると、
その変化に驚いてしまうのです。

最初は、「うおぉ!!」と叫んでいた人も、
毎日見ていると慣れてしまって
ダンプカーが行き交う光景に驚くこともなくなりました。
ま、毎日叫んでいても仕方がないし。
こうして記録することで、
川島の歴史を残すことができれば、
それはそれで、ちょっと嬉しい。
川島カメラマンから送られてきた
たくさんの写真、ほんまに貴重な財産ですが、
これらをどんな風に活用していけばええもんか。
しゃんと考えんといけないのです。
2009年01月22日
情報格差

おばちゃんは、口をとがらせて言う。
「80過ぎとったら、諦められる。
でも、70歳で、社会から取り残されるって、
口惜しいやろ?なっ?
私らくらいの世代で、
パソコンでけんと社会から
取り残されていくいうて思うとる人、
ようけおると思うでぇ」
だから、おじさんにパソコンを教えて欲しいという。
私だって、毎日パソコンを開くわけではない。
新聞も、テレビも、ラジオもあるから、
パソコンがなくても特に不自由ではない。
そう思っていたのですが、それは、
いつでも情報を得られるという安心感があってのこと。
「わしでも、パソコンでけるかいの?」
おじさんにまじまじと訊かれて、
情報格差の壁を感じたのでした。
でも、もしかしたら、
年配の人たちが求めているのは、
情報そのものよりも
社会とつながっているという気持ちかもしれないなぁ。
「インターネットして、孫と話が通じるようになりたい!」
おばちゃんの昂揚とした話ぶりには、
なんだか、切なるものがありました。ふむ。
2009年01月20日
アンテナショップ

たけのこ芋です。
「こんなん炊いたことないわぁ」
「美味しいよ」
という友人のお薦めもあり、購入。
筑前煮に入れたら、ほくほくでした。
次々とシャッターが下りる常盤町にできた
「おいでまい・阿讃ええもんや」
香川県や美馬市の特産物を中心に
安くて美味しそうなものを置いておりました。
庵治石で作ったオブジェや、木のおもちゃもあり、
「常盤街、頑張れ!」と応援したくなるのでした。
音楽の街としても
再生を目指している常盤街商店街。
阿波女と讃岐男のごとく、相性抜群!
阿讃合体?!で、頑張って欲しいものです。
2009年01月16日
がんばれ!川島商店街 ―宇坪屋酒店―

「おでん ひそかに売れています」
この道を通って仕事に行く私にとって、
これほどそそられるノボリはありません。ああ。
これをツマミに熱燗を飲んだら、
おいしいだろうなぁ。
「ひそかに」買わなくては、ひそかに。
おでん缶を秘かに買いたい人は、
川島の宇坪屋酒店で、どうぞ。
自動販売機に100円玉を3つ入れれば、
あったか~いおでん缶が
コトンと出てきます。

でも…
もっと気になるのは、
レジの横で立ち飲みしているおっちゃんたち。
天ぷらとかスルメで、酒屋で一杯やっております。
ほんまに、羨ましい限りです。

宇坪屋。川島でも老舗の酒屋です。
おでん缶だけでなく、酒も忘れずに!
タグ :川島商店街
2009年01月13日
カーテンコール

それに応えて5回もカーテンが上がった
舞台を見たのは、初めてです。
梅田のシアター・ドラマシティの
「エリザベート」
美しくて、孤独なエリザベートを
演じた涼風真世さんが、
必死で舞台から手を振ってくれていたので、
ファンの人たちが苦笑していました。
なんとまぁ、本当に「可憐なシシィ」です!
3年ぶりに大阪をウロウロして帰りました。
梅田の豚平焼きも久しぶり。
HEP FIVEでは、バーゲンの波に呑まれそうになりました。
高松の丸亀町にも、
若者向けのショッピングビルができると聞いたのですが、
これらのお店がどこまで進出してくるのでしょう。
川島に帰り、全く別世界の静けさに、
「エリザベート」のシーンを思い出しながら、
(わが家は、転覆寸前の「夜のボート♪」か?!)
「やっぱり、家がええわ」と、しみじみ思ったのでした。
2009年01月09日
絵本と子ども

「わんわん」しか言わなかった子どもが、
あひるの絵を見て、「がー、がー」
絵本の力が言葉の世界を広げ、
子どもを本の世界へと誘っていくのです。
まさに、川上先生の「児童サービス」を
目の前で実感している日々です。
本の持つ力はすごい!
改めてそう思います。
最近、子どもたちと読んでいて面白かったのは、
「つみくさにいったら」
おばあさんがヨモギを採りに行って餅を作ったら、
すっごいりっぱな車がお迎えに来て、
豪華な料理で宴が始まり、そして…。
という、ページをめくるたびにわくわくするような絵本。
この絵がなんとも面白くて、楽しくて、
「これって、私の日常かいな」と思わせるような
(おばあさんが酔っ払って、世界がぐるんぐるん回るところなんか)
大人も子どもも楽しめるお話でした。
もっとも、私の飲み友達は、
クマ(ああ、ネタバレだわ!)ではなくて、人間です。
でも、次第に、ずんずんと、トラになります(笑)
新年会、せんといかんなぁ。
2009年01月05日
小村田之助の墓 ―小村町―

大人も子どもも
空飛ぶ鳥も
涙こぼさぬものはない」
十川の小村小唄にも刻まれている
小村田之助の墓にお参りしてきました。
去年の歴史探訪【秋編】のとき、
来年のお正月にはもう一度来ようと決めていたので。
一揆の神様として、悲しくも処刑された
小村田之助の話は、とても有名です。
これが地元の歴史家、矢野登さんの
手にかかると、
まるで、その光景が目の前にさあっと
広がるように見えるのです。
「詰田川の土手から、
『田之助処刑中止』の白旗を、
こうやって横に振ったんですわ。
これがいかんかった!
この旗をな、横やのうて、
斜めにでも振っとったら、
田之助が首切られることも
なかったかもしれんのやけど」
と、「矢野さん、それ、見とったんですか?」と
訊きたくなるほど、上手に語ってくださいました。

田之助にあやかって、情に深い人間になれますように。
お墓に向かって、手を合わせました。
2009年01月02日
平凡を大切に

年末に壊れたプリンタは、必需品。
K電気の開店1時間前に並びました。
後ろに並んでいるカップルの会話が楽しい。
「さぶ~」
「足踏みすればいいじゃん。暖まるよ」
「うん」
「あ~あ、並ばんで買えるような金持ちになりたいなぁ」
「うん、でも、並んで買うんも楽しいよ」
「ははは」
「ほんで、整理券もらえんで、買えんかったら辛いのぅ」
「それは、それで、お金使わんかったということで
ええんちゃうん?」
「へへ、そっかぁ」
厳しい時代です。
だからこそ、ちいさな幸せを楽しまなくては。
今年は、何の目標を立てることもなく、
ただ、平凡であることを大切に。
Happy New Year!