2008年05月07日
絵馬堂

社寺に奉納する
絵入りの額や板絵のこと。
生きた馬を奉納する
代用だったそうですが、
馬刺し何人分?と思う私は凡人。
松宇神社には、
その絵馬を奉納している絵馬堂があり、
絵馬師によって描かれた
古いものも数多く見られます。
特筆すべきは、
「武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)」
を描いた絵馬で、
幼少の応神天皇を抱きかかえる姿。
北九州の制圧の際には
大活躍をした武将であるとか。
松宇神社はこの武内宿禰命を御祭りしているそうです。
出陣の無事を祈る女の人が、楚々として奥ゆかしい。
それから、ひときわ目を引くのが、「川中島の合戦」
武田信玄と上杉謙信らしいのですが、
大胆に描かれた構図が素晴らしい。

他にも「伊勢詣で」とか、「白波五人男」とか、
見ごたえのある絵がたくさん飾られています。
かつては、絵馬師による絵馬屋というものがあって、
街中や神社の賑わいの役割を果たしていたそうです。
年表の資料を見ながら、撮った写真をながめて、歴史探訪の話を復習。
史跡めぐりの楽しさにはまってしまいそうです。
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―春日川に架かる橋― Photos by T.Yoshikawa |