2011年07月25日
「かっぱのすりばち」
「今度、福島に行く」
息子から電話がありました。
仕事上、いつかは行かなくてはならないだろうと
思っていましたが、
いざ原発の近くで仕事をするとなると、
やはり、気を揉みます。
東北地方は、民話・妖怪のお話がたくさんあり、
福島もそのひとつ。
福島弁の柔らかい語り口が
お話にとけ込む雰囲気をつくってくれます。

片貝川に住むかっぱのかんちきは、村の子どもたちと仲良しだ。
ところが、庄屋の息子のじんろくが川で溺れて死んだことで、
かんきちが犯人扱いされ、大人たちがかんきちをたたき殺してしまう。
悲しむかっぱのかあちゃん。
その後、村には疫病が流行り、子どもたちが次々と病に倒れていく。
村人たちが観音さまにお願いすると、
「かっぱのかあちゃんに許しを請い、妙薬をつくってもらいなさい」というお告げが・・・。
「かっぱのすりばち」は、
塙町のトヨばあちゃんの語りから生まれた本です。
悲しくて、あったかくて、ちょっとだけ怖いお話です。
今度のおはなし会で
読んでみようかな。
身勝手な大人たち。
その負の部分を背負うのは、
子どもたちだったり、
自然界の生き物ですけん。
今の福島と重なって、
切なく、悲しいストーリーは
読んだあとで、
心にずっしりきます。
息子から電話がありました。
仕事上、いつかは行かなくてはならないだろうと
思っていましたが、
いざ原発の近くで仕事をするとなると、
やはり、気を揉みます。
東北地方は、民話・妖怪のお話がたくさんあり、
福島もそのひとつ。
福島弁の柔らかい語り口が
お話にとけ込む雰囲気をつくってくれます。

片貝川に住むかっぱのかんちきは、村の子どもたちと仲良しだ。
ところが、庄屋の息子のじんろくが川で溺れて死んだことで、
かんきちが犯人扱いされ、大人たちがかんきちをたたき殺してしまう。
悲しむかっぱのかあちゃん。
その後、村には疫病が流行り、子どもたちが次々と病に倒れていく。
村人たちが観音さまにお願いすると、
「かっぱのかあちゃんに許しを請い、妙薬をつくってもらいなさい」というお告げが・・・。
「かっぱのすりばち」は、
塙町のトヨばあちゃんの語りから生まれた本です。
悲しくて、あったかくて、ちょっとだけ怖いお話です。
今度のおはなし会で
読んでみようかな。
身勝手な大人たち。
その負の部分を背負うのは、
子どもたちだったり、
自然界の生き物ですけん。
今の福島と重なって、
切なく、悲しいストーリーは
読んだあとで、
心にずっしりきます。
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―春日川に架かる橋― Photos by T.Yoshikawa |