あしたさぬきインフォ
香川県の地域ブログ あしたさぬき.JP
プロフィール
ハル
ハル
福岡での修行を終え、香川に帰ってきました。
香川を出て、初めて見えたこと。
香川への思い、新しい発見、出会った人たちについて
書き綴っていきたいと思います。

川島商店街の情報はこちら
●商店街の紹介

ハルの福岡情報はこちら
●nonnon in fukuoka

アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人
ハルへメッセージ

2011年07月25日

「かっぱのすりばち」

「今度、福島に行く」
息子から電話がありました。

仕事上、いつかは行かなくてはならないだろうと
思っていましたが、
いざ原発の近くで仕事をするとなると、
やはり、気を揉みます。

東北地方は、民話・妖怪のお話がたくさんあり、
福島もそのひとつ。
福島弁の柔らかい語り口が
お話にとけ込む雰囲気をつくってくれます。
「かっぱのすりばち」

片貝川に住むかっぱのかんちきは、村の子どもたちと仲良しだ。
ところが、庄屋の息子のじんろくが川で溺れて死んだことで、
かんきちが犯人扱いされ、大人たちがかんきちをたたき殺してしまう。
悲しむかっぱのかあちゃん。
その後、村には疫病が流行り、子どもたちが次々と病に倒れていく。
村人たちが観音さまにお願いすると、
「かっぱのかあちゃんに許しを請い、妙薬をつくってもらいなさい」というお告げが・・・。


「かっぱのすりばち」は、
塙町のトヨばあちゃんの語りから生まれた本です。
悲しくて、あったかくて、ちょっとだけ怖いお話です。
今度のおはなし会で
読んでみようかな。

身勝手な大人たち。
その負の部分を背負うのは、
子どもたちだったり、
自然界の生き物ですけん。

今の福島と重なって、
切なく、悲しいストーリーは
読んだあとで、
心にずっしりきます。

―春日川に架かる橋― Photos by T.Yoshikawa

同じカテゴリー()の記事画像
「きみはいい子」
おはなし隊
いせひでこさん 講演会
大阪うまいもんのうた
世界の民話
すいかのパンチと、こわ~いはなし
同じカテゴリー()の記事
 ひとりぼっちのガブ (2012-11-11 20:48)
 「きみはいい子」 (2012-09-17 15:40)
 おはなし隊 (2012-08-14 21:05)
 いせひでこさん 講演会 (2012-01-24 21:27)
 大阪うまいもんのうた (2012-01-15 09:17)
 世界の民話 (2011-10-03 08:50)
この記事へのコメント
原発で福島でお仕事されるんですか、
くれぐれもおからに気を付けるよう、
お伝えください。
Posted by さんぽみち at 2011年07月26日 07:02
◆さんぽみちさま
ありがとうございます。

もっと大変な仕事をされている方が
いらっしゃるので、
「頑張って行っておいで」と言って
電話を切りました。

放射能は目に見えないぶん、
心配です。
Posted by ハル at 2011年07月31日 07:56
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
「かっぱのすりばち」
    コメント(2)