2008年01月20日
きむらゆういちさんは思ったとおりの人でした

やはり、きむらゆういちさんは思ったとおりの人でした。
サンポートの国際会議場での講演会です。
『あかちゃんのあそびえほん』から『あらしのよるに』まで大活躍の絵本作家だとは思えないくらい、シャイで、まるで少年のような人でした。
『いないいないばあえほん』は、娘のよだれでべたべたになるくらい読んだ記憶があります。
まだお誕生日を迎える前の赤ちゃんがゲラゲラと笑う、笑う。
最後のページで、お面になって「ばあ」で、またゲラゲラ。
そして、『あらしのよるに』には、大切な友人との特別な思い入れがあります。
きむらゆういちさんのお話のなかの「絵本の三要素」はとても大切なことだと思います。
特に、絵本を通した疑似体験、主人公の気持ちになる、そうしていくうちに、人の痛みがわかることなど。
子どもたちに必要なのは、パソコンでも携帯でもない、世界を拡げてくれる本なのだ。
そんなこと、大人たちはとうの昔に気づいているのですが。
どなんしたらええもんか。