2009年03月31日
あなご

「ベエスケ」と呼びます。
子どもの頃は、「ベエスケ丼」と
「こんにゃくのすまし汁」が
ごちそうの定番でした。
日曜日の「讃岐すしフェスタ・伝統寿し部門」で
優勝された組のご主人は、いつも穴子焼き担当だそうで。
「今回の穴子は、おっきょいんが
なかったけん、残念やった」
ふむふむ。でも、見事優勝です。
「でも、穴子は、こんまい方が美味しいんで」
隣りの組の人ご意見。
確かに、穴子はスマートな方が
身がしまっていて美味しいと聞いたことがあるけど。
「そやけどの、やっぱりおっきょい方が脂がのって、うまいんぜ」
炭火で穴子を焼くというお父さんの
穴子に対する情熱は、半端やない。
穴子の奥は、深いのだ。
暖かくなると、瀬戸内海では、
ベエスケの脂がのってくる旬を迎えます。