2008年06月04日
山羊が運んでくれた縁

ひとりの青年から突然連絡をいただきました。
その頃、私は鹿児島から連れてきた
トカラヤギを飼っていました。
今から伺います、と言って現れた青年は、
見たこともない外車に乗り
(あとで聞くと、コブラという車でした)
わが家にやって来て、
山羊に対する思いを、熱く語ったのでした。
それから、彼は1頭の山羊を手に入れ、
大好きな海にちなんで、「うみちゃん」という
名前を付け、大切に育てていました。
時々、彼の店を尋ねて近況を報告したり、
山羊を家に連れてきたり、
「今日はサザエをたくさん獲ったので」と、
大量の海の幸を持ってきてくれたり、
山羊が運んでくれた縁で、おつきあいが始まりました。
その後、理由あって山羊を手放すことになりましたが、
先日、「ついに、結婚することになりました!」
という報告をいただきました。
隣町に住むことになった彼に聞いてみたいことがひとつ。
山羊、車、店、そして、彼女。
一番大切なものは何?
「勿論、全部!」そう答えると思います。きっと(笑)