2008年06月20日
子どもの森

記憶が定かではないのですが、
都会の真ん中に、木々に囲まれた
お屋敷があって、そこは誰でも
自由に出入りができるようになっていて、
ただ1冊のノートが置いてあって、
遊んだ子どもが名前だけを記して遊んで帰る、
という「子どもの森」が放送されていました。
年老いた管理人のおじさんが
「子どもは、子どもだけの世界を持つことが大切。
自由に使ってくれれば、それでいい」
と、話していたのが印象的でした。
川島も、十河も、子どもが遊べる森が減ってきました。
森で遊ぶということは、特別なことではなかったのに、
森に行くためには車を走らせなくてはならない。
「子どもの森」は、本当に少なくなってしまいました。
川島から十川に抜けるこの「森の小路」は、ほんの短い距離ではあるけれども、
かつての森の名残を見せてくれます。
自転車でここを走る時には、きゅーっと深呼吸して息を吸い込みたくなります。
(持病の喘息も治るかも?)
森を求めているのは、子どもだけではなく、大人だってそうなんだ。

「森の小路」を抜けると、
パン焼き屋「ウッペ」も、もうすぐです。